長野の文系美容師のブログ

長野の文系美容師がヘナの白髪染めに本気で取り組んでいます。

ヘナとインディゴの2度染めは白髪を染めるだけでは無い

ヘナの白髪染めに本気で取り組んでる長野の文系美容師
ハナヘナ専門店バウハウスの傳田がヘナを語ります



ヘナ専門店


最近ブログを読んでハナヘナに興味を持ち来店をしてくる方がいるのは
嬉しいことです、

しかし「ヘナ専門店」とはヘナの背術のみを行なっている美容室だと
思われているようだ。




まぁ、美容室だからといってぜったいカットをしなければいけないと
決まりは無いのでヘナだけで来店も問題はありません。




しかし、、、ヘナをすることで白髪染めだけではなく髪のケアも
同時にできるのは美容室でヘナをする最大のメリットになる。



ヘナのナフトキノンの成分はオレンジ色の色素を持っていて
髪のタンパク質に付きやすく天然のゴムのように柔らかな性質が
あるので髪に柔軟性が得られる、、、


この辺りはヘナの説明でよく言われるところだが
化学的に作られたトリートメント(サロントリートメントなど)との
大きな違いは時間が経過しても髪の弾力は失われないことだ。



サロントリートメントは繰り返し使ったり時間が経過すると
髪が硬くなりプラスチックのようになる事がある。



そうは言ってもヘナだって時間が経過すれば徐々に落ちるので
元の髪に戻って行きますけど髪が硬くなったりしません。



話が反れましたがヘナをする事で白髪染めだけでなく
髪のケアもできるのだが、、、
ここからが重要なポイントですから、、、心して読んでください。





カットによる髪のケア


カットをする最大の目的はヘアスタイルを作ることだが
毛先の処理の仕方や髪の内側(インナーカット)のセニングを
することも日頃の手入れを楽にする要素になる。



特にクセ毛を扱いやすくするにはインナーカットは重要です。


クセ毛だと髪に段を入れずに長さで抑えたり所構わず梳きまくる
脳みそスカスカの美容師くんには分からないでしょうけど
ヘナでケアしてカットでもケアする事でクセ毛にも対応が可能になる、

ようするにカットとヘナは髪のケアに欠かせないってことですね。




ヘナを使う以前は髪のダメージで毛先などがまとまらなくなった髪の
ケアで精いっぱいだったけれどヘナを使うことで得意のドライカットの幅が
広がったのは事実。





そは言っても最初から「全てをまかせろ」とは言ってません、
ヘナから入ってそのうちにカットもしてみようかな、、、、って
感じで充分です。






ヘナ白髪染め基本


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ハナヘナ



仕上がりから入るのはいつものこと、大きな期待はしないように










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全体に白髪が点在するタイプだが注目は前髪付近に白髪がかたまっている。


これはワタクシの勝手な妄想によるとストレスによるものだと思っている。




頭皮の色も少し違っているのも特徴ですが何度も言いますが「妄想」、
美容師は研究者でも開発者でもありませんが頭皮と髪の状態は
数限りなく見ている。







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ヘナのナチュラルで染めると白髪だけがオレンジ色に染まって見えるが、
実は黒髪も染まってはいるけど脱色しないのでそのまま。



言っておきますがヘナのナチュラルはオレンジ色にしか染まらない、
もしこの状態で黒色や茶色に染まったとしたら
それは「なんちゃってヘナもどき」と言って人工色素で染めている。




ワタクシはあくまで天然の色素にこだわるので人工色素のヘナもどきは
使いません。





さてここからが本題ですが
白髪がオレンジ色の状態で満足できればそれで良し、

バウハウスでヘナをする方の80%はヘナだけで染めている。




しかしこの方は職業柄あまり派手には出来ないのでこの後ヘナのオレンジ色を
消すためにインディゴを使うことのなる。






インディゴ

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今回使うインディゴはヘナのナチュラルを10%混ぜている。


他にもインディゴとヘナを2:8で混ぜたりすることもあるが
今回は濃いブラウンにするためにインディゴの色を邪魔しない
程度のヘナの量で。



理由ですか、、、、
ヘナを扱っている美容師なら当たり前のことですから
あえて説明はしません。



ここで大事なことはヘナで髪をオレンジ色の染めてから
その色がどうしても気になるようでしたらインディゴで再度染め直すのが
手順になる。



も一度書きます、

ヘナのナチュラルで塗る、

一度流す、

オレンジ色に染まった髪が気になるのならば
インディゴでも一度染める。




以前の話ですが ある美容師くんは先にインディゴで染めて
その後ヘナで染めた、

確かに染まることは染まりますが根本的に間違っている行為になる。


それよりヘナとインディゴは全く違う性質ですから
溶くときに気づくはずですけど、、、、


天然のヘナで失敗しても髪にダメージは出ないでしょうけど、、、、
ま、この手の美容師くんはヘナも安売りしてますから
気をつけてください。

ヘナは天然成分100%でも扱う美容師君がヤバかったら元も子も
ありませんって話でした。







もひとつの問題は髪のクセ

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髪質は太めで大きくうねり広がるクセ毛。



それでもヘナをするようになってからは乾かせばなんとかなるように
なったがここからが勝負、
得意のドライカットでボリュームと髪の収まりを調整する。






仕上がりはこんな感じ

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ヘナのナチュラルからインディゴで再度染めることでオレンジ色が
濃いブラウンに変わるのだが今はまだ発色の途中です。



インディゴは酸化しながら発色するのに2〜3日(72時間)ほど
必要でさらに条件としては髪に水分があること。




しかし洗面器にず〜っと頭を浸しているわけにはいかないので
家に帰ったら水スプレーで髪を濡らすことかな。



それと美容室から帰った後の2〜3日はシャンプーをしたら自然乾燥を
することで発色がすすむのだが髪が濡れている時は色落ちしやすいので
肩にかけるタオルは色付きを使うのが良いでしょう。




自然乾燥って言葉に妙に反応して次回の来店まで自然乾燥をしていた方が
いたけれど発色するのは最長で3日までですから、
本来髪の事やスタイルを考えるとシャンプー後はすぐに乾かした方が
良いです。


なぜインディゴはヘナの様にすぐに発色しないのか、、、、

その話を始めると800字ほど必要になりますから
またの機会にしますが  カンタンにさわりだけいえば
インディゴ菌が発酵し酸化することで発色するのだが、

もしいきなり黒く染まったらそれはインディゴでは無いでしょう。






ヘナのインディゴの2度染め


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ヘナのオレンジ色からインディゴを使うことで補色のブラウンに変わる、
これがヘナのナチュラルとインディゴの2度染です。



2回染めるので通常のヘナカラーよりも1時間ほど時間は必要になるが
天然成分の白髪染めの王道です。



かといって毎回2度染めが必要では無い場合もあり
どの様な方法で染めるかは人それぞれ方法も色々ありますが
今回の方は隣の市から来るので2度染めをする理由のひとつ。
人それぞれですね、、、、






まとめ


白髪ぞめが黒や濃い茶色でなければならないって誰が決めたのか、

白髪が目立つ原因は黒髪の中に白い髪は反対色で目立つ。




しかも黒は光を反射し白色は光を吸収し膨張色だから目立ってしまう、

ヘナをすることで白かったっ髪がツヤを持ち黒髪に馴染むので
白髪が目立たなくなるのも事実です。





白髪を染めるときヘナを使うという選択も知ってもらいたい、
頭皮や髪に刺激のない天然のヘナで染めるのは安全に安心して
染める方法です。


ここまでヘナの表記は全てハナヘナですのでお間違いの無いように



ヘナに興味がある方、体験したい方
相談だけの来店も受け付けてます(要予約)

美容師さんも歓迎






長野と上田でハナヘナでしたら

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