ヘナの白髪染めに本気で取り組んでいる長野の文系美容師
ハナヘナ専門店bauhausの傳田がヘナを語ります
ドライカットの話
美容師からすれば当たり前のことでも他業種の方からすればちょっとしたことが
疑問になるようです。
その中で「ドライカット?って何」の話ですが最初に言っておきますが飲み物で
はありません、
カットするとき髪が濡れていた方が切りやすいのは理由があってそのひとつは
切る毛束を抑えやすいからで、
ハサミを持つのは利き手で反対の手の指で毛束を挟んでカットします。
カットはハサミの使い方の大切ですがスタイルを決めるには左指の角度、
左指に使い方でスタイルが決まります。
挟んでいる指で角度をつけることで色々なスタイルになるのだが髪が
乾いていると指の間から髪がこぼれてしまうのでシッカリと濡らした方が作業が
楽になるんだ。
あとはレザーカットをするときは髪が濡れてないと髪に刃が引っかかり痛いし
濡れた髪を切る方が作業効率が良くなるからでしょう。
それではどうして作業効率が悪くなる乾いた髪をわざわざカットする理由は
髪は濡れると長くなり乾くと短くなるのと骨格や髪のクセが出てくる。
ブラシとドライヤーを持ってコレでもかってくらいに髪を引っりながら
ブローするのは昭和の頃の話です。
今では乾かしたらスタイルが決まるのが当たり前ですから仕上がりに
近い状態でカットをした方がその人に似合うヘアスタイルになるし
日々のあつかいも楽になるのがドライカットをする理由、、、、、と
ワタクシは考えています。
(他の美容師くんはどんな理由か知りませんけど)
受験生を合格カットに
仕上がりから入るのはいつもの事、気にしては先に進めません
前回カットしたのは新学期が始まる直前、って事は4ヶ月前か。
今年は受験生ですから「合格カットしましょうか」と聞いたが無表情で
「軽くしてください」とひとこと、それならば合格カットでいってみましょう。
髪質は太く、くせ毛です。
ウエットでのカットが終わり乾かしたところでここからがドライカットになります
左半分が終了、未美側と比べて違いが分かるでしょうか
ワタクシのドライカットは内側にインナーセニングを入れてボリューム、
骨格修正をしてその人に似合わせが目的ですが乾くと出てくるクセも修正する事で日々の手入れが簡単にする事です、
左側を見るとカットしたラインがゆがんでいるでしょう、
これは濡れたときには真っ直ぐでも乾くと髪のクセや生え方でこのように
ゆがんでしまうので右側はそこを修正。
人の髪はつむじがあるので凡その方は左にはねてしまう、
左に流れるハネを修正したところです。
ここまでくると見た目の変化は少ないが
乾かしただけでも内巻きになるようにカットを進める。
髪のけばだちが気になるが
これ以上ハサミを入れて調整するより仕上がりのトリートメントで抑えたほうが
良いかな。
理由ですか、、、、
女子高生だからですが年代が変わり髪質が変われば使う技術も違います。
このくらいのデリカシーがなければドライカットはムリでしょう
カットしている間はずっと寝ていたので最後に切り離した髪の量を見て
ビックリ、受験生は眠いようです。
まとめ
ドライカットは色々な方法があるけれど目的は髪の量を減らすことではありません。
「軽くしてください」を髪をスカスカに梳いて毛量を減らしても体感は軽くなる
けれどまとまりに悪くパサパサに見える、
今回のように若い女子だと自然なツヤは保たれるが年齢を重ねると髪にツヤも
なくなるのでスカスカに梳いてしまうとツヤがなく汚く見えるのは事実です。
ドライカットは見た目の軽さや似合わせを考えたカットですから髪をスカスカに
梳くことが目的ではありません。
まぁ、本当に毛量を減らしたにならば、、、抜く。
本日はヘナの話ではありませんが
「ママ、若さは髪のツヤだよ、カラーはやめてヘナにしなよ」と名言の
女子中学生でしたが今は女子高生です
全てのカットをこれでこなしてます、
セニングシザーは使いません 使えませんが正解
長野と上田でヘナでしたら
hair・shop b a u h a u s まで
予約、問い合わせ
026ー228ー5228
長野市南石堂町1423 奥村産業ビル1F