長野の文系美容師のブログ

長野の文系美容師がヘナの白髪染めに本気で取り組んでいます。

初めての夜逃げ


ヘナの白髪染めに本気で取り組んでいる
長野の文系美容師 ハナヘナ専門店バウハウスの
傳田(デンダ)がヘナを語ります






新年の抱負などとたいそうな事を考えている
わけではありませんが正月の休みが続くと
色々思う訳です。

そんな中から、、




なぜ美容師になったかと聞かれることは
ありますが 美容師になってどんな経緯で
今に至るのかを聞かれたことはありません。



美容師になったのは高校を卒業して
しばらくしてから。



その後いろいろなことがあって
自分で店を出すに至ったのですが

美容師になりしばらくすると
誰ともなく言う言葉が

「将来の夢は独立することでしょう」、

そして独立すると

「将来は何人もスタッフを雇って
店を増やすことでしょう」。





不思議なものでこんなことを言われ続けると
それが自分の夢のような気がしてしまうのです。



将来の夢を他人に決めてもらおうとは
思ってませんので そこだけはハッキリ
言っておきます。



でも不思議ですよね、
サラリーマンをしている人に対しては
独立の話などしないでしょう。




ま、天然の成分にこだわり
ヘナの白髪染めにのめり込めるのも
独立しているからですけど。



それでは本日のテーマは「夜逃げ」、

正月明けから物騒な話だと思うでしょうけど
私が美容師になって
最初に経験したことですので
この話は避けて通ることはできません。



それと 今までこの話すをすることは
ありませんでした。





夜逃げ前夜

当時勤めていた美容室が首都圏に
進出することになり
そのスタッフの中に私も入っていた。



その頃の私はカットを覚えたての
中間的な美容師、

忙しい時はアシスタントの仕事をして
暇な時にカットに入らせてもらう、、

いわば技術者になりたてで
仕事に燃えている頃です。




経営者も新店には力が入っていて
若い美容師が責任者に抜擢されたし
地元採用のアシスタントも
何人か入れたのを覚えている。




意気揚々でスタートしたはずが
地元で採用したスタッフ全員が
辞めたいと訴えていたり
中途採用の技術者やアシスタントが
辞めるなど人の出入りが頻繁に起きた。




私といえば新店に移動が決まって
知らない土地で働くわけですから
住まいは美容室が借りたマンション、、、

といえば聞こえが良いけど
ワンルームに3人で共同生活です。




美容室を辞めると 住まいも
無くしてしまうので辞めるに
辞めれない状況ですが
その頃は不思議と辞める選択は
ありませんでした。




しかしある日突然店長が辞めてしまった、
その理由は今でも分かりません。



もともと店のビジョンなど無し
技術の方向性など皆無、

あるのは根拠の無いやる気だけの
美容室ですから結果は目に見えてます。




それでも何とかしなければと
思いつくことをしながら日々を
過ごしていました。



経営者からしても せっかくの新店が
技術者なりたての私たちだけでは
心許ないのは明白です。



本店などから週替わりでスタッフを
応援に派遣します。



応援に来るスタッフは
私だけになったワンルームに同居しながら
働くのですが、、、、
その中のひとりのスタフが本部に
何かを話したようです。

何の話をしたのか それも今だに不明。




しかし夜中に経営者が突然やって来て
私は呼び出されました。


経営者が使っていたマンションに呼び出され
部屋に入るといきなり
張り倒され罵倒され続けたことだけ
覚えています。



反論や意見などできる状態ではありません、

だたどうしてここまで怒りを
私にぶつけてくるのでしょうか。



店を任せた店長は子飼いで
最も信頼していたひとりのようですが
私だって中途で美容師を目指したのですから
人一倍練習していたし 
遠く離れた新店に移動しひとりになっても
頑張って来たのに、、、。




怒りに任せて罵倒していたけれど
私のどこが悪いのかあまり見当たりません、

ただ私が地元で採用したスタッフと
部屋で酒を飲んでいた事を
何かと勘違いしているようです。

(派遣されてきたスタッフが
何かを経営者に話し
それが問題だったのか、、いまだ内容は不明)



まぁ、昔の事ですから 細かいところまで
覚えていませんが

張り倒せれて足で2〜3回蹴られた事、

その後 辞めた店長が住んでいる
アパートを教えろと言われた事
(店長の住んでいるアパートを知っていました)

そしてそのアパートの前で経営者は
プルプルと震えていた事だけが
覚えている事です。




その後 私は食事に連れて行かれたが
力任せに張り倒せれた後ですから
何も食べる気など起きず黙っていると

「明日の荷物をまとめて本部に戻るように」
と言い残し帰っていった。



本部の場所はN県のM市、
ここから200キロ以上離れています。



取り急ぎ借りてもらっているワンルームに帰り
布団と着替えや服を布団袋に詰めて運び出す。



そして店に戻り 書き置きをして
入り口の鍵をドアの隙間から投げ込んでから
タクシーを拾ってこの場所から一刻も早く
離れなければと考え行動しました。


どうしてこのような行動を取ったのか
今でも分からないことがあります。



ただこのままではいけない、
逃げるしかないと とっさに考え
行動してしまいました。



続く、、、



当時勤めていたこの美容室は今は
存在していません、経営者も消息不明です。


実際はこの後
この経営者とは接触してしまうのですが、、、、。


今にして思うのは経営者から言われたのは
売り上げのことだけ、

美容室のビジョンとか技術の方向性などは
一切なく売り上げのためなら
何でもやります、でした。





正月の休みも終わりいつもの仕事になるので
またヘナの話を中心に書いていきます。


このような個人的な話は機会があれば、、、、




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北向観音







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思ってよりも小ぶりですが

そこがまた風情があります。



長野と上田でハナヘナでしたら

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