長野の文系美容師のブログ

長野の文系美容師がヘナの白髪染めに本気で取り組んでいます。

美容師になったらシャンプーの毎日だった

前回からの続き

美容師になってシャンプーを覚えた時から
僕のシャンプー人生が始まる、

オーナーに言われた言葉
「シャンプーで指名を取れれば一人前」の
言葉を丸呑みにしシャンプーに励む毎日、


ようやくひと月に10人程度だけれど
シャンプーで指名が取れるように。



シャンプーができるようになると
次に覚えるのがワインディング、

パーマのロットを巻くヤツです。


ただ巻けば良いのではなくて
巻き方があり60本を20分以内に
巻かなければならない。


ともかく練習あるのみだが
どうしても巻けない、

店には15人ほどの先輩スタッフがいて
それぞれのロットの巻き方を見ていると
大まかなところは同じだが
微妙に違いがあることに気がついた。



技術を手とり足とり教えてくれる
時代ではなかったので
親切そうな先輩に教えてもらうことに、

その女性先輩は同じ年齢だったので
聞きやすかった(同い年だけど
僕は3年遅れ)。



その先輩女子は丁寧に指導してくれたが
実はただの親切心ではなかったが
この話はまたの機会にでも。



その先輩の指導で何とかコツを掴むことができ
あとはヒラすら練習あるのみ
店の営業が8時頃に終わり
それから深夜まで練習する日が続く。


日頃僕をよく思っていないはずの店長が
深夜まで残って練習をしている事を
知っていたようで
お客様のパーマを少しだけなら
担当してもよし、と言われた。



だけれど少し上の先輩から釘を刺される、


要はその先輩たちは自分が行ってきた事を
押し付けようとしていたのだ、

「私たちがやってきたのでから
あなた方新人も同じようにやりなさい」って。



聞き流すのもシャクだったから
それ以上に事をやってやろうと思い
1日に最高で48人のシャンプーをして
翌日の用意も全てこなしてやった。




数をこなすと疲れてくるので
手を抜くようになる、

その手抜きとは
シャンプーの手順を端折るのは
本当の手抜き、

これは技術の上達につながらない。



ここで言う手抜きは
余分な力を抜くことで頭皮への
あたりが良くなるようです。



これはシャンプーだけでなく
他の技術にも言えることですが
例えば10分でカットする方法を
覚えるのではなくて

ひたすら反復練習をして余分な事を省き
結果10分でカットで来るようにする。



まぁ、今時の美容は初めから短時間で
こなす方法を教えてしまいますからね。


それが店の為だというが
美容師の為にになるのかは分からない。



美容室でシャンプーは新人と仕事、

シャンプーの次は
パーマのロットを巻いたり
カラーを塗るアシスタントに昇格するのだ。


アシスタントとは
スタイリストの指示で
カット以外の技術をするのだが、、、

どこまで行ってもシャンプーを
続けることになる、、、つづく。




美容師になって1年を過ぎた頃の話だが
どうも僕の美容人生にシャンプーは
切り離せないようです。

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夜桜


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