長野の文系美容師のブログ

長野の文系美容師がヘナの白髪染めに本気で取り組んでいます。

塗るだけヘナの問題点

ヘナの白髪染に本気で取り組んでいる
長野の文系美容師ハナヘナ専門店 

バウハウスの傳田がヘナを語ります





塗るだけヘナ


その言葉の通りヘナを塗るところまでは美容室で
その後の流しとブローはお客様が自宅に帰って自己責任で行うメニュー。



美容室でヘナを希望したら
ヘナを塗ったら後は自宅で流してくださいと言われたけど
それってありですか?と何度か質問がありまして
本日はその「塗るだけヘナ」を考えてみましょう。




一般的にカラー剤(香草カラーも含む)はどは塗ってから
放置する時間が決まっていてその時間をオーバーすると
最もヤバイことが起きる。




カラー剤の説明書には2〜30分くらいに書いてあるけれど
そんなのは健康毛の話ですから当てにならないのが現実、

しかしヘナは塗ってからの放置する時間に制限がありません
(常識的な限度はある)のでラップで保護して帽子をかぶれば
そのまま帰ることも可能です。




ヘナを塗ってどのくらいの時間を放置するのが良いのか、

これは自分で検証もしてみたが3時間が分けれ目になる。





白髪の染まりだけなら45分ほどで染まっているけれど
それ以上放置するとヘナが髪や頭皮の汚れを吸ってくれるので
スッキリ感がありさらに放置すると今度はヘナの持っている油分が
髪や頭皮に移るのでしっとり感が出てくる。




そのすっきり感としっとり感の分かれ目が3時間ほどでしょう。


まぁ、美容室でヘナをする時はさすがに3時間もほっておけないので
45分ほどで流すがこれは白髪が染める時間の目安になる。




染まりだけならば60分以上放置してもさほど変わりは無く、
濃く染めたいのであれば2度塗りをした方が効果がある。




このようにヘナを塗って長時間放置すると染まりだけでは無くて
クセ毛の扱いも楽になるとか他の効果も期待できるのが
「塗るだけヘナ」の特徴です。





それではヘナをセルフで行えば問題ないかと思う方もいると思うけど
セルフと美容師が塗るヘナはハッキリ言って全く違います。




ここでセルフヘナの話を始めると話が反れるので
またの機会にします。




カンタンに言ってしまえばセルフのヘナと美容室のヘナでは
その目的が違いますから同じに考えてはいけません、

セルフヘナはあくまでも自分でヘナを楽しむのもですから



ま、ヘナに関しては素人よりお粗末な美容師くんも
存在しているのも事実ですけど、、、、。






塗るだけヘナ、問題点


塗るだけヘナは放置からヘナの流し、ブローは自分で行うので
美容室の滞在時間が短く料金も通常より安くなる(当美容室の場合)と
いったメリットもある。




それでは問題点としては
天然のヘナは葉っぱを乾燥し粉末状で袋に入っているので
使う前(前日の夜)にヘナに対して3倍の水道水で溶き
塗る前に少量の水を加えて粘土を調整する。




通常はヘナに対して3.5倍の水で溶くがあくまでも目安です。



気候、温度それに濡れた髪か乾いた髪に塗るのかでも
ヘナの粘土は違って
柔らかいと顔から首にとそこら中から垂れて始末が悪いし
反対に硬いと時間の経過で乾いてしまうことがある。




それにしても長時間放置すればヘナがカチカチに
乾いてないとしても相当硬くなっているので流すときに
丁寧に扱わないといけないし無理に流すと痛い。




もし長さがあったりダメージがある髪に長時間ヘナを
塗っておくと髪が疎水し過ぎてガシガシになること必至事項。




せっかくヘナでサラサラのしっとりした髪を思い浮かべても
現実はガシガシの手も通らない状態になりかねない。




その状態は髪が疎水しているので美容師が流せば
問題無くサラサラになるけれど自分が今までに
経験したことがないので驚いてしまうでしょうね。




ここで言っておきますが
「塗るだけヘナ」を否定しているのではありません、
ヘナは自分で流すのが当然だと思ってはいけないということです。



美容師が何を言っても「塗るだけヘナ」はメニューで
選択のひとつです。




初めてヘナをする方や髪が長かったりダメージがある方は
美容師が最後まで管理しなければ天然成分といっても
問題が出てしまいヘナが嫌いになってしまうことも考えられます。



ワタクシとしては塗るだけヘナは何度か経験してからか
ヘナ教室を開催しているのでそこでヘナを体験してからの方が
問題は少ないでしょう。






ハナヘナの白髪染め


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ハナヘナ


仕上がりから入るのはいつもの事、

出産を機会に気になる白髪染めをジアミン系カラーからヘナに変えた。



ヘナの白髪染めは白髪だけがオレンジ色に染まるが
白髪がかたまっているとメッシュのように見える、



オレンジ色は気にならないかと聞くと
この方が明るくて好きだそうです。それよりも嬉しい方のは、、、、、






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ビッフお〜 ですが髪質は太く大きくうねるクセ毛。

しかも顔が細いので髪が広がってっ見える。



カラー剤で染めていた頃は染めた直後は良いけれどすぐに
パサついて髪が広がる、
しかも妊娠でプリンになるは白髪が気になるは、、、二重苦だったようです。






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ハナヘナ


髪を濡らしてカットした後

得意のドライカットで仕上げにカットをすると、、ヘナの効果もあり
髪もまとまる、、、、かな。



ちなみにワタクシはセニングシザーは使えません使いません







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ハナヘナ




塗るだけヘナは美容室を出たら自己責任、

ヘナがゆるくて垂れても流すときに髪がガシガシしても
頭皮にヘナが残っても全て自己責任です。





もっとも頭皮や髪にヘナが残っても何の問題もありませんが
枕は汚れます。







そうそうヘナをした後シャンプー剤は必要かって問題もありましたが
せっかく長い時間ヘナを付けていたのだから
シャンプー剤を使うなどともったいないことはやめましょう。




頭皮、髪の汚れだけでなく全てを取り去ってしまう
シャンプー剤の不自然なサラサラ感より
ヘナで穏やかに整える髪の手触りは経験しないと
分からないでしょうけど、、、。



まとめ


bauhausにも塗るだけヘナの方もいますがほとんどの方は
仕上げまでしていきます。



理由ですか、、、


聞いてみたのですが、せっかく美容室に来たのだから
待ち時間は雑誌を読んだりウトウトしたりと日常を忘れたいし
人に頭皮をマッサージして髪を乾かしてもらのは

最高に幸せを感じる、、、そうです。





それと、、、、

これはあまり例にない事だが
塗るだけヘナで帰っていた方がある日は疲れていたので美容室で最後まで
仕上げて帰ったときに事、、、

交差点で右折を待っていた時に追突された、、、そうです。



その時の感想は「ヘナを塗っている状態で無くて良かった、、、
現場検証の時に恥ずかしい思いをするところだった」




それからはその方、塗るだけヘナはやらなくなりますたが
、、、もし、、、もし、、、塗るだけヘナで帰ったら
追突事故に合わなかったかもしれないと考えたのは
ワタクシだけでしょうか。




「塗るだけヘナ」も悪いことでもありません、
メリットもたくさんありますが

最初のヘナは美容師に最後まで任せた方が無難です。



何度か経験したら塗るだけヘナを経験してみるのも良いでしょうけど
その時の体調を考えてから決めてくださいね。


いくら天然のヘナといっても無理を禁物ですから



ここまでのヘナの表記は全てハナヘナですのでお間違いのないように



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bauhaus




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